碧南火力発電所に行くことになった経緯
浜松市独自の教育カリキュラムだと思うのですが、5年生時の総合の授業で環境問題について学ぶ学校が多い印象をうけます。また浜松市内の小学校が主に使用しているであろう6年生の理科の教科書の単元をみると、「電気の性質とその利用」という単元と「地球環境について学ぶ」単元があります。
これらふたつのことを踏まえて、私たちが普段使っている電気がどこで作られて、どのようにして送電されるのかを、子どもたちはすでに知っているものかと思っていました。
しかし実際にヒヤリングをしてみると、思っていた以上に、電気がどこで作られているのかこたえられない児童が多数いることがわかりました。(今にして思えば質問の仕方が悪かったのかも知れせんが…)
であれば、実際に発電所を見てもらうことで、電気の性質についての理解を深めることができるのではないかと思い、碧南火力発電所に行くことになったのです。
予備知識はあったほうが楽しめる
もちろん予備知識なしでも楽しむことができるかと思いますが、予備知識があればより楽しむことができると思います。例えば、火力発電所と聞いて私は『石油』による火力発電所をイメージしていましたが、碧南火力発電所は『石炭』による火力発電所だそうです。そんな基本的なもことも今回の見学で初めて知りました。
もしあらかじめそういったことを知っていれば、『石炭』はどのようにして作られるのだろうか、『石炭』はどこから運ばれてくるのかなど、見学時により楽しむことができそうです。
さらに、『石炭』による火力発電所と『LNG』による火力発電所には当然違いがあるわけですから、そういった視点で館内を見渡してみれば、ほかの人とは違った見方も可能になります。
今回は、発電のところに注視しすぎて、まわりの予備知識まで考えが至らなかったことが悔やまれます。みなさんが見学されるときは、以上のことをふまえて、見学されることをお勧めいたします。