昔ながらの鏡を作る 【教材の紹介 その3】

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 すこし(?)かなり(?)大変でしたが,銅と亜鉛を使った鏡づくりに挑戦してみました.

 この実験の何が大変かというと,銅と亜鉛を溶かさないといけないので,それだけ強い火を使わなくてはいけない点にあります.ちなみに各金属の融点を調べてみると,亜鉛単体の融点が約419℃で,銅単体の融点が約1083℃とのこと.

 なので,最低でも1000℃以上温度を上げる機材が必要なわけですが,残念なことに教室にある実験道具は火力まわり少し弱い.なので,今回の実験のためだけに,るつぼとマッフルを購入.温度の底上げをはかります.あと原稿は本日付けですが,実際に実験を行ったのは夏ごろでした.これも温度の底上げのためです.

 そんな苦労や何度も失敗した予習のおかげが,子どもたちでも比較的安全に金属を溶かすことができるようになりました.

 さて,実はこの実験で最も大変なのはここからです.出来上がったばかりの金属は当然といえば当然ですが,きれいな鏡にはなっていません.なので,ここからは,やすりを使ってひたすら磨く作業をしなければいけません.様々な文献を見ると,本来は何日もかけて,磨くことがほとんどらしいですが,さすがに科学教室でそれをさせるわけにはいきません.ある程度時間短縮をしましたが,それでも1時間ぐらいは磨いてもらったでしょうか?

 最初のうちはみんなしぶしぶ磨いていましたが,磨くうちにだんだんきれいになる鏡をみて,やる気になったみたいですね.最後までやり遂げることができました.