思考力を高めるテスト勉強を 実践【教育のことを考える その2】

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 では,具体的に子どもたちの思考力を深めるためにはどうすればいいのでしょうか.そこでおすすめなのが「なぜ・どうして」と子どもたちに質問することです.それを聞いて「そんな当然なことなにをいまさら.」と落胆されるかもしれません.まさにその通りではありますが,少し違うのは,テストの出題傾向にとらわれることなく質問することです.

 テストの出題傾向をもう少し具体的お伝えすると,子どもたちがよく言っている「それ出題範囲だけどテストで見たことない.」とうものです.そういった意味で言えば,前回の2つの質問も該当する問題になりますね.

 とはいっても,いきなり子どもたちに質問するのは難しいでしょうから,まずは「今どんなことを勉強しているのか教えてもらってもいい?」と聞くことから始めましょう.このとき,全教科について聞くのではなく,1つもしくは2つの教科を絞ることが重要です.

 もう一つ重要なのは,「こんなこともわからないのか」と絶対に言わないことです.今回の目的は,子どもたちの理解度を確かめることではありません.思考力を高めることです.テスト対策だけで見ると,わからないことがあることは,確かにあまりよくない状況です.しかし,わからないことを抱え込む,それ自体は,思考力を高めるために非常に重要なことなのです.

 例えば,みなさんもわからなかったことが突然のひらめきを通してわかるようになった,という経験があるのではないでしょうか.このように,わからないことを抱え込むことによって,鍛えられる思考力もあるということです.

 テスト勉強は確かに大切です.ですが,目の前の結果に囚われることなく,「1.テストの傾向にとらわれることなく質問をしてみる.2.わからないことを抱え込ませる.」といった少し遠回りになるけれど,将来のためになる勉強も必要ではないでしょうか.

 とはいっても,思春期真っ盛りの子どもたちに,勉強のことを聞くのは非常に大変なことです.難しいことですが,頑張ってみてください.