【イベントレポート】水がきれいになる仕組みを体験|親子で取り組む凝集ろ過実験

2026年8月25日、企業のファミリー見学会で、社員のご家族を対象とした理科実験ワークショップを実施しました。

参加したのは、年長から中学1年生までの子どもたちと保護者の皆さんです。親子15組で、濁った水をきれいにする凝集ろ過実験と、ブラックライトで光るスライム作りに取り組みました。

ミョウバンを使って、濁った水をきれいにする

最初に行ったのは、ミョウバンを使った凝集ろ過実験です。

濁った水にミョウバンを加えて混ぜると、水の中に散らばっていた細かな汚れが集まり、少しずつ大きなかたまりになって沈んでいきます。その後、上澄みをろ紙に通し、ろ過の前後で水の見た目を比べました。

水の中で小さな汚れが集まり、沈み、ろ紙に残るという一連の変化を、目の前で順番に確かめられる実験です。

濁った水にミョウバンを加えて汚れを沈殿させ、ろ紙でろ過して透明な水にする流れのイラスト
凝集ろ過実験のイメージイラスト

なお、見た目が透明になっても、実験後の水は飲めません。今回は、水を飲める状態にすることではなく、濁りの原因となる粒が集まり、ろ過で取り除かれる様子を観察しました。

絵と文章で、実験結果を記録

ろ過を待つ間には、変化の様子をワークシートへ記録しました。実験結果を絵と文章で書く時間を設けたことで、子どもたちは容器の中を見ながら、どこが変わったのかを自分なりの言葉でまとめていました。

アンケートには、ろ過実験について次のような感想が寄せられました。

絵の具がきれいな水になったことがすごいと思った

コーヒーフィルターに絵の具がかたまったのがすごかった

ろ過装置とミョウバンをよごれた水に入れたら分離するのがすごかった

低学年の子どもは水の見た目の変化を、高学年の子どもは汚れが固まり、分かれていく過程を言葉にしていました。

もう一つの実験は、光るスライム作り

後半には、洗濯のりを使ったスライム作りを行いました。液体だった材料がスライムへ変わり、暗くした室内でブラックライトを当てると、見え方が変化します。

「最初は水みたいだったけど、なぞのこなを入れたらスライムになったのがすごかった」「ブラックライトを当てると緑色になって不思議だった」など、材料の状態や色の変化に注目した感想が集まりました。

アンケートから分かったこと

参加者15名に回答してもらったアンケートでは、「楽しかったか」という質問の平均は10点満点中8.9点でした。10点を付けた回答は8件あり、そのうち2件には「100」「1000」と書き足されていました。

好きだった実験については、12名が「どっちも楽しかった」、3名が「光るスライムの実験」と回答しました。また、次回も参加したいかという質問では、11名が「ぜひやりたい」、4名が「やってもいいかな」を選び、「あまりやりたくない」という回答はありませんでした。

年長の参加者からは、「来年1年生の自由研究にしたいです」という感想も寄せられました。

身近な水の変化を、自分の目で確かめる

今回の凝集ろ過実験では、濁った水へミョウバンを加え、汚れが集まって沈み、ろ紙に残るところまでを親子で観察しました。

同じ実験でも、印象に残ったところは年齢によって異なります。見た目の変化に驚いた子、ろ紙に残った汚れを見ていた子、「分離した」と表現した子がいました。自分の手で試し、変化を見て、言葉にするまでが、今回の90分間の記録です。

ご参加いただいた皆さま、開催にあたりご協力いただいた関係者の皆さま、ありがとうございました。

サイエンスデイズでは、企業や施設の特色、参加する子どもたちの年齢、イベントの目的に合わせた出張理科実験ワークショップを企画しています。

開催についてのご相談は、お問い合わせページからお送りください。

この記事を書いた人

林田 亮のアバター 林田 亮 サイエンスデイズ代表

1984年浜松市生まれ。
静岡大学工学院工学研究科修了。大学院では、システム工学の立場から、人工衛星の軌道に関わるシミュレーションの研究に取り組んだ。
2012年にサイエンスデイズを創設し、年長から中学生までの子どもたちに理科実験と自由研究を教えている。

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